「生きる」と決めた理由と「今の考え」

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この記事は2010年3月28日に書いたものです。
情報が古い可能性があります。ご注意ください。

また、現在は状況や考え方が変わっている可能性があります。

特にタバコに関しての考え方については変わっています。「喫煙者非喫煙者に関わらず、タバコの害から逃れてほしい」がベストです。
詳細はタバコハザード対策協会にて。皮肉も交えていますが、タバコが有害と言う現実から目をそむけませんよう。

ちょっとヘビーな話を。

賛否両論あるでしょうから、人の生き死にについての「あーだこーだといった意見」なんて、読みたくないわっっ!て人はクルッとターン。空白が切れた後に記事を書いてますからね~。
後悔したくなかったらウィンドウ閉じてくださいね?

化学物質過敏症。発症すると日常的な空間が一変します。日常生活には化学物質が溢れていますから、普通の空間が「毒ガス室状態」になります。

で、多くの発症者は「ロクに働けない」か「働けない」状態になります。頑張って働いている患者もいますが、相当辛いはずです。

微量な化学物質に反応して体調が悪化するので、どうしても他人様に協力をお願いせざるを得ないこともあります。でも、まだマイナーな病気で、普段何の問題もないと使用しているものに対して、悪く言えば「ケチをつる」ワケですから、交渉能力が必要になります。
交渉能力が足りなければ我慢せざるを得ません。

他人どころか、信頼していた家族やパートナー、友人にすら「気のせい」「体が弱いからだ」と理解が得られず、精神的にも追い詰められます。

そして、無農薬・無化学肥料、有機の食材、無添加のリフォームや家の建設、日用品など、化学物質が含まれないか、患者自身に合ったものを探す必要があり、経済的に負担がかかります。

空気清浄機、浄水器、デトックスのための頻繁な入浴など、フィルター代や光熱費もバカみたいにかかります。

日常的な体調不良。

精神的にも安らぎが得られない。

対策に経済的負担がかかるのに働けない。

対策ができなければ体調を保てない。

体調が悪化する。

周囲の無理解でさらに悪化。

悪循環です。自分の努力でどうにかできることは、この病気だと限られてしまいます。

これが、アンケートなどで「患者、およびその家族で自殺を考えた人」の確率が100%の所以です。「化学物質過敏症 自殺」でググると出てきます(2010年3月28日現在で22,400件。ネットに晒しにくい話題でこの件数)。

重症の人のことを思うと言葉もありません。だって予備軍の私ですら自殺を考えたことがあるから。

私の場合、「化学物質の曝露」と「精神的な落ち込み」が重なると「うつ」になることがあります。化学物質が原因なので、ある程度までデトックスできれば治まりますが、色々と悪いことばかり考えます。

特に、相方のことです。患者自身の自殺も壮絶なのに、配偶者が自殺幇助として懲役を受けた例もあります。もし、同じような目に遭わせることになってしまったら…

申し訳なくて、発症してないのに症状が出る自分が情けなくて、自分の存在を消したくなります。ある程度まで化学物質が抜ければうつが治まることを理解していなかったら、私はとのん気にブログの更新なんてしてないでしょう。

自殺のことを打ち明けた、リアルで身近な人は相方と姉。母は、私が交通事故に遭ったものの、私自身が意識シッカリで超~冷静なのにも関わらず、呼び出されただけでかなり動揺する人。なので話していません。

姉は「本当に、やめてよね」と搾り出すような声。

相方は一緒にいることを譲らずにいてくれた。

決めた、生きるこのときの残りの体力:6

「生きてて良いんだなぁ」と。

夕べ布団の中でリアルに思い出して、自分は何て幸せなんだろうと、有難くて。改めてボ~ロボロ泣いてしまいました。確認のために読み返しながらもウルウル。何コレ、年?(自爆)

今は精神的に相当安定しているので、うつにもならないし自殺も考えなくなりました。

いわゆる「感情的な嫌煙者」的な言葉ではなく、偏ってはいるものの冷静に喫煙問題について考えられるようにもなりました

喫煙者を責めたって何もならない、タバコの害について真剣に考え、その上で喫煙者に接しなきゃならないこと。

ニコチン依存症という病気、中毒症状であること
人と人として対話をしなきゃならないこと
悪いのは喫煙者じゃなく、タバコであること
現状では、個人間では協力し合うしかないこと

こんな、血の通った人間同士なら当たり前のこと、気がつくまでに(物心ついてからだから)20年以上かかりました;

自分に何ができるかってーと、正直明確に答えられません。喫煙者と私の様な弱煙者(タバコの耐性がない人)が、感情を交えず冷静に話し合う機会ってないに等しいし、Twitter(ついったー)やってても、現役喫煙者にはスルーされてます。

本来なら、受動喫煙で病気になり、実害を今なお被り続けているのだから、バリバリの嫌煙者になってもおかしくない私。
なのでこの考え方って、昨日のつぶやきにもありますが、自分でもどうなのかって言うのは良く分かりません。
異端児過ぎて(笑)

まぁ、喫煙問題に翻弄されてきた歴史の長さを考えれば、私なんて矮小なもの。気長に自分らしく、ブログやTwitter(ついったー)をやっていきますよ。国の腰が重い以上、個人で身を守るには「排除を強いる言動」は摩擦を生むだけ。「協力してもらう姿勢」がまず必要。そうでなければ回りまわって自分の首を絞めるだけです。

嫌煙者も敵視する言動だけど、人と人として接することに問題なんてあるわけがないですから。

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この記事は2010年3月28日に書いたものです。
情報が古い可能性があります。ご注意ください。 また、現在は状況や考え方が変わっている可能性があります。

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コメント

  1. 北風小憎夫 より:

    「交渉能力」必要だね。

    そして「表現力」も必要だ。

    他人は、何がどうつらいのか、全くわからないんだから。

    だから、伝えるために、伝わるまでは、100でも200でも、言葉を紡いでいくべき。

    そしてさらに「戦略」。

    今のマイナスをプラスに変えるには、どうしたらよいかを常に考え、行動する。
    ツイッターでのつぶやき一つでも、「読んだ人がどう思い」「どう返すか」まで考える。

    ……とお節介言わなくても、すでにできていると思うよ。

    ま、泣く子も黙る「北風一家」がバックについているから、そのまま前に進めばよい。

  2. >北風小憎夫親分
    多感な時期に、人と話すのを「人見知り」を理由に極力避けてきたツケがぐる~んと回ってきてますよ~、はっはっはっ。

    確かに、どんなに「噛み砕いて分かりやすく説明」しても、半分伝わってれば御の字なのが現実。だから黙ってちゃいかんですよね。
    暴走にはくれぐれも気をつけて前に進んでまいります。人生で一番頭を回転させているかもしれない今日この頃…

  3. 北風小憎夫 より:

    ここに、あっしのお顔アイコンは表示されないのかな。

  4. >北風小憎夫親分
    ここに登録すると表示されますよ~。http://ja.gravatar.com/「Gravatarに登録」からメアドを登録してみて下さいまし。
    …もし表示されなかったら私の設定ミス。えへ。

  5. たま より:

    化学物質過敏症、超初期ですが、やっぱり、自殺・離婚考えましたよ。 配偶者の負担になりたくない・・・ でも負けないで生きていかなくては・・と思います。

  6. >たまさん
    コメントありがとうございます(^ ^)
    そうなんですよね、化学物質過敏症って、重度でも軽度でも、毎日の体調不良と将来の不安を考えて、色々と悩んでしまいますよね。

    >配偶者の負担になりたくない・・・
    その気持ち、痛いほど分かります。
    健康な人と一緒の方が幸せなんじゃないだろうか、とか考えちゃいます。
    一緒にいたいのも確か。そう、負けてられないですよね!

  7. はじめまして。化学物質過敏症歴17年の男です。ブログで、CS患者の生活相談、住宅相談をやっています。

    シックハウス対策された自然素材の家に住むとどうなるか?化学物質過敏症歴17年の男が自らの健康と身銭を切って、大実験を始めます。ブログで経過を発信します。

    CS患者の方はもちろん、シックハウスが心配な方も是非ご覧ください。(http://sickhouse007.blog21.fc2.com/)

    相互リンクも是非お願いします。

  8. >化学物質過敏症歴17年の男さん
    できたてホカホカのブログですね。早速リンクさせていただきました。相互OKですよ~!

    住環境は、シックハウス症候群にも化学物質過敏症にも大問題。私も引越しを夢見ない日はありません。かと言って切れる身銭なし…とってもありがたいです。でも、ご自愛は心がけてくださいね。