2010年5月、化学物質過敏症と診断されました。症状など、予備軍のころまとめたものに加わったり、重くなったものがあるのでまとめてみます。
化学物質過敏症、私の症状
症状が出るタイミングや条件は様々です。
暴露直後、暴露して数時間経ってから、感知できずとも突然、就寝直前や就寝中暴露した起床後など。
外出時は、必ずマスクをしていることと、自宅と環境や心構えが違うからか、ボンヤリした疲労感や倦怠感、頭痛や腹痛程度しか出ない場合もあります。
外出後、帰宅してシャワーを浴びて、ホッとした途端にズッシリくる場合もあります。
また、一言でタバコや合成洗剤といっても、メーカーや銘柄などの種類などによって成分が違ってきますし、日常には様々な化学物質が浮遊して複合してますから、「コレに暴露したらこの症状」という明確なパターンは特定しにくいです。
また、常駐化しているものから暴露後に出るもの、無自覚でいつの間にか出るものなど、出るタイミングなども色々です。
個人差大きすぎ化学物質過敏症~。
「明らかに有害な化学物質や苦手物質に暴露した後に出る」
「明らかな暴露による症状と酷似」
「似た条件で似た症状が出る」
「似た条件でも、暴露後やダメージが蓄積していないときには出ない」
「有効なデトックスで改善する」
「原因となる物質を排除したり、隔離すると改善する」
これらの判断をもとに、化学物質過敏症としての症状だと判断してます。
- 目の症状
- 視力低下、視界のブレ、ドライアイ、視界が回転している感覚
- 耳の症状
- 耳鳴り、音が聞こえにくい、めまい
- 鼻の症状
- 鼻水
- 口や喉の症状
- よだれが大量に出る、喉の痛み、喉の出血、声がかすれる、口内炎、苦味感
- 消化器の症状
- ガスが溜まる、腸の違和感・張り、下痢、吐き気、腹痛
- 呼吸器、循環器の症状
- せき、呼吸がしにくくなる、胸の痛み、不整脈
- 皮膚の症状
- 吹き出物、湿疹、キズができやすい、傷が治りにくい、多汗、抜け毛
- 筋肉、関節の症状
- 筋肉の違和感、痛み、ケイレン、就寝時の足筋肉の痒み、筋肉の弛緩、手や腕の違和感・痛み、わき腹筋肉痛
- 産婦人科系の症状
- 子宮痛、不正出血、生理前のイライラ、強い生理痛
- 精神、神経、脳
- 思考力の低下、頭痛、頭の締め付け感、脳の痒み、手の細かい震え、うつ、記憶が飛ぶ、物忘れ、やる気の減退、抑えられないイライラ
- その他
- 不定愁訴、疲労感・倦怠感、虚脱感、強烈な眠気、立ちくらみ、体の浮遊感、体が鉛のように重くなる、まっすぐ歩けなくなる(特にゆっくり歩く場合)、手足が冷たくなる
文字通り、頭の先から爪先まで満遍なく症状が出ます。症状のバリエーション的には少ない方でしょうか。
2010年の夏秋、以下の症状がレベルアップしてしまいました。浄水シャワーが合わなくなってお風呂デトックスができなくなったことを考えれば、これで済んだと思うべきかな。
- 頭のブレ(脳だか魂だかが、びょっと横にズレるような感覚)
- 喉からの出血(出血量増加)
- 胸痛(鈍痛が鋭痛)
- 眠気(昏倒時間が長く、眠気があるのに眠れない)
思考力の低下は、今年初めくらいから、ダ○ニーだかボー○ドだか、マンションの上下左右の合成洗剤臭をきっかけにして常駐化。症状の中で、実はコレが一番厄介かも。
反応する有害な化学物質、苦手物質
気をつけても暴露が避けにくいもの。
気をつければ避けやすい、排除しやすいもの。
マスクをしていれば何とかなるもの。
これら物質の区分けの違いはそんなところでしょうか。
- 特にダメなもの
- タバコ(受動喫煙、三次喫煙、四次喫煙)、合成洗剤、香水、人工香料
- 顕著に反応するもの
- 農薬、化学肥料、保存料、着色料などの食品添加物、水道水、化粧品類、マニキュア、接着剤、制汗剤、防虫剤、殺虫剤、除草剤、ホルマリン、シロアリ駆除剤、抗菌剤、塗料、クリーナー、シンナー、新築やリフォームの建物、有害な建材(合板など)、芳香剤、消臭剤、野焼き時に発生する有害物質、乗り物特有のにおい、線香、ビニール(軟らかいもの)、ガムテープ、カーボン紙、染料
- 新しい場合に特に反応しやすいもの
- 衣類、プラスチック類、インク、家電類、排気ガス(新しいというか吐き出したてや交通量の多い道路)
- 無農薬・無化学肥料、有機食材などでもダメなもの
- ニンジン、長ネギ、ニラ、生の玉ねぎ、蒸した玉ねぎ、生卵、生っぽい卵、冷たい飲み物、冷えた揚げ物、チョコレート(ホワイトチョコはOK)
- 2010年に反応し始めたもの
- PCや携帯電話(ニオイ?)、活性炭使い捨てカートリッジ式浄水シャワー(湯船に浸かれない)、使い捨てカートリッジ式飲料水用浄水器(切れ早まった)、オーガニックコットンガーゼマスク(煮洗いしてもニオイが取れない)、相方の室内着Tシャツ(合成染料?)、金木犀(前から苦手だったが症状出た)
特にダメなものは、空気に拡散した物質がついた髪や肌、布などに少しついたレベルでも反応します。紙や革など、洗えないものはビニールに包んで隔離するしかありません。場合によっては廃棄です。
顕著に反応するものでも、濃度が高かったり、直接嗅いだり、皮膚についたりすれば、特にダメなものと同じくらいダメだと思います(幸い、その様な自体には陥ったことがない)
また、前述しましたが、一言でプラスチック類やインク、染料、家電といっても、含まれる成分は色々でピンきりですから、顕著に反応することもあると思います。
客観的な実験データもないのにこんな情報載せるな、といった意見もあるでしょうが、こういった「原因物質の確認」は、体調悪化を前提にした紛れもない「人体実験」になります。
時間と体調を犠牲に確認しても、快復とはかけ離れた結果が待ってるっちゅーことです。
しかも、患者には自らにしか分からないものの「化学物質センサー」がありますから、ある程度の知識と経験があれば「分かる」んですよね
化学物質過敏症を否定するモロモロに対して思うこと
化学物質過敏症を否定するためのテキスト、あったりします。アレらには実験やテストの結果がこう出たからこうだと明記されてます。つまり、化学物質過敏症の患者が参加しているってことですよね。
私は、どのような契約で患者が参加を決意したのか、大いに疑問です。
ごく微量の物質に反応し、そのダメージから快復するのに時間がかかる場合が多い。
そして、日常生活の些細な暴露でだって、新たな症状や反応物質が増えることだってある。
これは、程度の差はあれ、患者のほぼ100パーセントが経験済みなハズなのに。
患者はどのようなメリットを得たの?
患者はどの程度の病状なの?
患者は客観的な検査でも化学物質過敏症と診断された人なの?
そもそもどういった経緯で集められた患者なの?
テストや実験の主旨を予め説明したの?
そこら辺の情報がすぱーんと抜けてたりするんですよねぇ~。
「化学物質過敏症を否定したい」のが前提でテストを行なっただけって印象が拭えない表現が多いんですよね。もし、万が一のリスクを事前に説明せずテストを行なわれたなら、かなり問題です。
まぁ、得られるメリットがよほどのものでない限り、参加する患者はいないでしょうけど。
患者の多くがダメなものは、本来なら健康な人でも避けるべきものが多いんです。リスクを負ってまで症状がどうのと確認して得られるメリットは、患者の人生だけを考えると、重要ではないです。
まともな体調で生きるため、快復のためには、有害な化学物質や苦手物質をでき得る限り避けることが欠かせないんですから。
症状や反応物質は人によってマチマチで、何が辛いかもマチマチだよね~と思ったら、ぽちっと
コメント
どもrunです((。´・ω・)。´_ _))ペコ
かなり複雑な症状ですね。農薬系の作用、ニコチン作用、免疫系作用までありますね(^^:)
夏は換気してたんですか?
場合によっては換気をしないほうが軽症で済みます
シックハウス症候群と違い家に問題がある訳では無いからです。
タバコとホルマリン以外は同じ物に反応してますね。
ん~、やはりタチオンとケイレン止めと目薬あたりが処方されたんじゃないかな?
>runさん
まぁ、全部の症状がいっぺんに出ることはないですけどね、バリエーション的には中くらい?
夏は「何から揮発してんだか分からないブツ」、というか、主に据え付けの合板家具に反応しているから調子悪くなるんだと思います。
「外がクサくない」のが第一条件で、換気しますよ~。
薬は何も処方されてないですねぇ。そよ風では主に栄養についてアドバイスいただきました。
(´・c_・` )ウーン・・処方されてないですか。
薬と食事療法と方針が分かれてますからね~。
万能せっけん「ピリカレ」は使ってますか?
重曹と混ぜた時の消臭効果はスゴイものがあります。
多分都会だから大丈夫でしょうが揮発した有機リンは無臭なので要注意です((。´・ω・)。´_ _))ペコ
>runさん
私は宮田ドクターとは馬が合うみたいです。問診中もほとんどケタケタ笑ってました(良い意味で)
ピリカレ、そういえば記事にはしてないだけで、リピートしまくってますよ。
これがなかったら、相方と仲違いしていたかも…肌や髪についた人工香料って、他の石けんで洗っても取れないので。