「タバコハザード」ポスター第二弾です。
今回も、喫煙の表現がありますので、見るのも苦手な方は拡大の際注意してください。
「喫煙者いじめだ」「禁煙ファシストだ」
だったら教えてほしい。
「タバコが苦手でも、安全に息ができる方法」を。
今回は、私なりに「屋内・路上関係なく、一般的な人が考えてる受動喫煙の対策について、かなり根本的で素朴な疑問とお願いについて」を考え、漫画も描いてみました。
文ではなく漫画にしたのは、まぁ久々に描きたくなったのと、少しでも多くの人に知って考えてほしいためです。
あなたならどうする?「仲裁」漫画
Twitterにて、一部誤字を指摘していただいたので、修正しました。
画像はボケて見づらいかもしれません。その場合はPDFファイルをご利用ください。
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th_02_comic.pdf(708KB)
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漫画として楽しく描きましたが、内容はノンフィクション。「たった一本のタバコでも体調を崩す」私が、ネットで散見する一般的な書き込みを読んで、疑問に思ったことです。
まぁ、ネットの書き込み全てが、個人の意見・本心とは思いませんが、それなりの参考にはなりますからね。
それで、思ったわけです。
「タバコが吸えなくてかわいそう」という感覚の持ち主がいるんだな。
禁煙や減煙経験者かな。非喫煙者なら共感性豊かなんだな。
ん?後者だったら「他人のタバコで体調を崩すのはかわいそう」とはならんのかな?
まぁどっちに共感するかは人それぞれだけど、「かわいそう」で括るなら同じじゃない?
…もしかして、超根本的な「たった一本のタバコでも体調を崩す人がいる」ことを、知らない人って、結構多い?
物心ついたころからタバコ苦手→化学物質過敏症の経路を辿った私からすると「今更過ぎる当たり前のこと」なので、描いていて、本当に読んでもらえる需要あるのか不安になりましたが、初めてちょっと本格的にデジタルな漫画を描けて良い勉強になったので、これはこれでヨシ。
「タバコハザード(受動喫煙)」対策、私が思う本当のところ
国際基準に合わせ、屋内完全禁煙にするなら、路上喫煙は緩和すべし、みたいな論調も見かけるんですが、FCTCに従う=国際基準に倣う=他国に右倣え、ではないですよね。
国際基準を満たしていない、と言うのは「受動喫煙対策のスタートラインである屋内完全禁煙を実施していない」と言う意味で、「屋内を完全に禁煙にし、路上をフリーダムにしていない」ではないですから。
確かに日本は独自路線を突っ走ってるのが現状ですし、屋内を完全禁煙にするには、確かに路上喫煙を禁止にした方がスムーズかも知れない。
でもそれって「たった一本のタバコでも体調を崩す人」を無視してますよね。
無視されるのは困るし、そもそも、おかしいでしょ。
私なんぞ、健康増進法で職場の屋内禁煙が努力義務に留められ続けた影響をモロに受け、タイミングばっちり、それが主な原因で化学物質過敏症になりましたからね。
こういう経路で「たった一本のタバコ」でも体が拒否るようになってしまった人(難しく言うと受動喫煙症)も、現在進行形で悩んで苦しんでいる人、結構多いのでは?
無視して良い存在じゃないでしょ。
屋内も屋外も禁煙。なら結局、タバコはどこで吸えば良いの?
時代の流れで、今までできたことができなくなる。不便さを感じるのは、まぁ人として普通ですよね。
それでも、タバコの規制はせざるを得ないでしょう。
タバコの害の話になると、生きるか死ぬかみたいな、因果関係の証明が難しいような極論がメインになります。
もちろん命は大事ですから、当たり前です。
ですが、確実に存在している「死なない程度の体調不良」も「苦手な人のストレス」も、無視して良いものじゃないです。
じゃ、どこで吸ったら良いんだって話になりますね。
「本当の意味でのマナー」って、タバコを避けたい人、避けた方が良い人がいる場所、そしてそういった人も立ち入る可能性がある場所では、絶対に吸わない以外ないです。
マナーを守って吸うと言うのであれば、公共性や公益性が高い場所では、遮蔽性のある喫煙室。
でも、導入コスト高の上にメンテでも金食い虫、その上性能も悪いと来てる。困ったもんです。
まぁそれだけ喫煙の後始末が厄介だってことですが、技術が未熟なのは需要がイマイチだったせいでもありますね。受動喫煙の対策を先延ばしにした弊害の一つ。
あとは、喫煙者自身が管理していて、タバコを避けたい人や避けた方が良い人が利用しない、あるいはさせない車や建物、くらいかな?
喫煙率が過半数越えで「臭いだの体調が悪いだのは我慢するの当たり前、むしろワガママ扱い」の時代真っ只中に生まれ育った私から断言しますけど、時代に逆らうのってもんのすごく面倒くさいですよ。
それでも逆らうなら、労力気力根気知識財力人脈思い付き、諸々を使うしかないですね。
それが面倒だと言うなら、時代の流れに合わせるしかないです。
少数派の扱いってそんなもんです、いつの時代でも。
時代に逆らう、時代に流れるためのヒントっぽいもの
「吸わなきゃ良いじゃん」で喫煙率はゼロになりませんし、タバコハザードを避けるには、どうしたって避けられない問題なんですよね。
私も、物心ついたころから、時代の流れによる世間でのタバコの扱いに翻弄され続けてますから、その葛藤の経験から「変わる」ためのヒントっぽいものを考えたので、残しておきましょうかね。
- 時代そのものを変えようとする
- 自分を時代の流れに合わせ変わる
- 時代も自分も変わらずに済む方法を作る
我慢せず時代そのものを変えようとする
「いつでもどこでも自由に吸う」時代に今更戻すのは至難の業でしょう。
タバコの何が問題で要規制なのかって言ったら「誰が何と言おうと臭いし有害」「避けたい人が避けられないことが多い」「使用者が使用場所も使用量も後始末もコントロールできない」からですもん。
それでも「喫煙する権利」を主張したいのなら、ちゃんとした文化に進化させるとか。
「避けたい人、嫌がる人がいる環境でパカパカ吸う」のではなく「タバコが苦手な人に可能な限り配慮し、嗜む」文化らしい文化ですよ。
ドラマ「相棒」シリーズで、シガーバーを舞台に利用した話が2話ありましたが、あれはまぁ「文化」と言えると思います。
店内に充満する物質の処理、入店退店などで外に成分が漏れないよう可能な限り配慮をし、その技術を発展させながらであれば、ですが。
自分を時代の流れに合わせ変わる
本当は止めたい。
でも禁煙なんて辛くてイヤ。
そんな気持ちがどこかにあるなら、ニコチン・アンインストール(ニコアン)をおススメします。
我慢に我慢を重ねるような禁煙法じゃありません。「タバコとお別れする方法」です。
成功すれば、今夜初めて明日には「タバコがいらない体」になれます。
タバコ議連は、禁煙対策には反発しますが、タバコ増税にはとっても積極的です。今後、タバコはさらに金食い虫になるでしょう。
お金勿体ないから本当は止めたいなと思っているなら「今」が良いタイミングかも。
タバコを止めず、時代に合わせるのは…前述した「本当の意味でのマナー」を守っていただく、ということで。
時代も自分も変わらずに済む方法を作る
喫煙所を探して彷徨ったり、自腹を切って吸える環境を作りたくない、でも吸いたい、でも文句も言われたくない、というなら。
既存の文化や技術に頼らず、自身で新しい方法を作る、あるいは発展させるのも手でしょう。
遮蔽性の高い喫煙室の技術が発展し、性能も高くコストも削減されれば、今のところ穏便に解決しそうですよね。
…因みに燃焼系の電子タバコ(アイコスとか)ですが、あれは「プロボクサーのボディブローが痛いんだね。なら素人のグーパンなら平気でしょ」と腹パンかますのと、理屈的には同じです。
喫煙者も満たされる効果がある上に、周囲に拡散されるのは少量の蒸気(H2O)のみの電子タバコ、とかがあるなら良いんですけど。
それらの技術者や研究者に直接なるもよし。
開発の企画を立ち上げたり呼びかけたり投資したりも、一つの手ですね。クラウドファンディングを利用するのも良いのでは。
前述しましたが、技術が発展しないのは、経済的理由、現存する技術の限界など色んな要因がありますけど、需要が少ない・表面化しないのも無視できない要因の一つだと思います。
今の時代に合った喫煙室も電子タバコも「使う当人である喫煙者の皆さん自身が、ちゃんとした需要として表面化」させないと、なかなか実現しないですよ。
屋内も屋外も禁煙。なら結局、タバコはどこで吸えば良いの? まとめ
…とまぁ机上論をダラダラ書いたわけですが。
「タバコが苦手」「タバコによる病気をなくしたい」と思ってる人たちは、自分たちで、自分たちなりに考え、模索し、調べ、訴えかけたりをし続けています。
人や立場によって、その内容、影響力、得るメリットなどはピンキリですが、かなり長いスパンで、かなりの労力等々をかけている方も少なくないです。
立場によっては、人生そのものを注いでいると言って良い方も。
喫煙者の皆さんも、自分たちのメリットのために、自分たちで考え、模索し、工夫し、訴えかけ続ければ、何か変われるかもしれないですよ。
何かを変えようとすると、当たり前のように色んな壁にぶち当たりますけど、変えたいなら乗り越えるしかないです。
鬱屈した現状を何とかしたいのなら、時代の流れに合わせられるところは合わせつつ、自分で何とかするのが、何だかんだで一番手っ取り早いです。どんなことでも。