突然、座右の銘ができました。
無知は罪ではない。
知ろうとしないことと、知っていて教えないことが罪だ。
何やらエラそうな言葉ですが、経験からぽろっと生まれたものなのでご容赦を。ってなワケで~。
タバコの害の知識のある非喫煙者が思うこと
受動喫煙対策には喫煙者の理解と協力が欠かせない。冷静な非喫煙者で、タバコに関する害についての知識がある人なら、もうとっくに分かっていることです。
でも、多くの喫煙者がニコチンに操られている以上、マナーやモラルに訴えるのはのれんに腕押し、いくら冷静に諭してもお願いしても、聞き入れられて、なおかつ実行できる喫煙者は少ないのが現状です。
それでも、言葉と言う形にしなければ、何もならない。
で、Yahoo!知恵袋で質問してみました。
「喫煙者の皆さんは肩身が狭い世の中になったと言いますが…」
他の質問者さんに回答もしてます、気になったのだけ。
Yahoo!知恵袋は、賑わい具合も良いしレスポンスも早い。程よく荒れてる中、冷静な意見も書き込まれていて丁度良いかなと。選抜基準も方針もざっぱですが;
不特定多数の人にネット上で質問してみて思ったこと
まだ回答の受付期間はあるので、終了してから報告と言う形を取ろうと思っていたんですが、賑わい具合が良いのも考えモノ、どんどん過去質問へと流れて行ってます…ふむ。これでは回答が付く可能性が薄れるばかり。
タバコには害があるんだよ、受動喫煙は我慢しちゃダメだよ!!と、いくら叫んでもこんなイメージです。
しかも、公開後の質問の編集はムリ、補足は1回しかできない、個々のコメントにツッコミを入れることもできない。は、歯がゆい…
残り5日間、明らかな喫煙者の意見が欲しいのでまだ放置しようと思ってますが、望みは薄いですねぇ。こういった喫煙者と非喫煙者の言い合いを読んだことがある人ならお分かりのように、結局は不毛なんです。分かってます。
これだけ騒がれているにも関わらず、相手側に実体験が伴わなければ、喫煙や受動喫煙の害に対しての危機感は伝わり切らない。それだけ、JTの悪魔のようなマーケティングが大成功してしまっているんです。多くの人が、喫煙や受動喫煙の害に対しての知識を受け入れられる準備、「器」ができていないんです。
そりゃそうです、製造・販売元が否定しているリスクを、医者からの警告やFCTCをスルーするような人たちに赤の他人が伝えようとしてるんだから~。
喫煙問題の諸悪の根源が不在なんだから、不毛なのは当然っちゃ当然です。
でも、もしかしたら1人でも、私の言葉に引っかかりを感じてタバコの害に関してググッたり、周囲への配慮をしてくれるかも知れません。何日何ヶ月何年経った後に、タバコの害に関してググッた人がひょっこり読むかも知れません。
全くの無意味じゃないと思います。
喫煙問題の諸悪の根源に直質問
喫煙問題の諸悪の根源の企業、某タバコ会社(とあえて言おう)。実は今まで、サイトをじっくり読んだことすらありませんでした。だってタバコの害を実感している身からしてみれば、何の配慮もされていない、自己都合の言葉が並んでいるのは既に分かっていましたからねぇ。「煙たい」感じがして、長居できませんでした。
皆さんはじっくり読んだことありますか?喫煙問題の疑問を、直接ぶつけたことはありますか?
私は、直接質問することを今まで考えなかったわけではありません。メーカー、お店に聞いてみたよのカテゴリは、そのためにも作ってあるものです。
で、変な座右の銘ができてしまったので、せっかくなので行動してみました。
無視されるかと思ったんですが、質問を送ったその日の夕方には相談センターから回答がありました。企業側が著作権を主張しているので内容は掲載できません(念のため私の質問内容を掲載することも避けます)。
回答内容を読む限り、定型文からのコピペでしょう。と疑わざるをえないくらい、公式サイトに掲載されている内容ばかりです。なので簡単に想像できると思います。
しかし、不特定多数の人間が閲覧できる公式サイトからのコピーであるなら、回答の内容はその企業のもの。著作権者である企業という引用先を明白にすれば、著作権的に問題はないはずなんですけどねぇ(笑)
納得できるわけなく再質問
喫煙者も良く言いますね。「タバコの害に科学的根拠はない」
その理屈が通じるのであれば、喫煙や受動喫煙が病気の原因であると診断をしている医者は、嘘つきまくりと言うことになります。
はっはっはっはっはっ。そんなバカな。
医療訴訟を起こすことに垣根を感じ続けている日本人じゃありません。医師生命が絶たれる可能性があることを、病人に言うわけがない。
タバコの害の科学的根拠。ニコチンの依存性の科学的根拠。
それは、タバコの製造・販売をしている企業こそが研究に心血を注ぎ、責任を持って公開しなければならないものです。法的に問題があるとか必要性を感じないとかの理屈じゃありません。広く製品を販売している大企業として、当然のリスクマネジメントです。
喫煙者のマナーやモラルに訴えて喫煙問題が解決するなら、とうの昔に、非喫煙者はタバコのニオイがどんなものかを忘れているくらいでなければおかしいです。啓発活動は一朝一夕ではないんでしょうから。
喫煙問題を本気で解決する気があるなら、喫煙や受動喫煙で人生が狂うような病気になった患者の意見を受け入れないのはおかしいのです。
…といった内容を再質問しました。さてさて、今度は回答が来るかな?
無駄かどうかじゃない、やるかやらないかの違い
私がやっていることはただの徒労に終わるかもしれません。それどころか、間違っている、偽善だ、ありがた迷惑じゃなく迷惑だ、非常識だ、自己満足だと非難する人もいるでしょう。実際にステレオタイプは幼稚と言われましたしね。
でもね。実際に喫煙や受動喫煙で病気になった人が、声を上げなかったらもったいないと思うんですよ。私は原因不明の体調不良の解決方法をググッていたときに化学物質過敏症の情報を見つけました。正直思いました。
もっと早く知りたかった。
知ることで予防できれば、それほどありがたいことはありません。予備軍状態の私だって体調不良が起こらない日はないんですから。働きに出たくたって、これ以上悪化すればどうなるかが容易に想像できて、とてもじゃないけどできないんだから。
情報を求めている人へ回答をする。
情報を求める場へ質問を投げかける。
根本原因である存在に質問を投げかける。
これらを行う衝動に駆られることは、無理のないことじゃないでしょうか。
正しい正しくないが問題じゃない。無駄か有意義かが大切じゃない。マナーやモラルや、権利や自由や、余計なお世話や、信用できるデータがないなんて言っている間に、人生が狂うような病気になる人は増え続けているんですから。
喫煙環境の不満を述べたり喫煙や受動喫煙を擁護する前に、タバコの害と真摯に向き合って想像力をフル稼働させて欲しいです。
そして喫煙問題の諸悪の根源である企業は責任を取るべきです。法的に罪を償うとか健康被害者の面倒を見ろとかではありません。国の擁護を受けているとは言え、一企業に負えるような軽いものじゃないので。
喫煙者のマナーやモラルに頼ったり、三次喫煙どころか二次喫煙(受動喫煙)の防止にすら効果のない分煙を推奨したり、スポンサーとして報道メディアに影響力を持つなどの活動を止め、真に喫煙者と非喫煙者が心地よく生活できる環境作りに、企業の総力を挙げて尽力し続けよ、といった主旨の責任です。悪しからず。
このブログやTwitter(ついったー)のアカウントが変になったら
そんなわけで、もしかしたらこのブログが突然表示されなくなったり、どこぞの掲示板で槍玉に挙がっていたりするかも知れません。私のTwitter(ついったー)アカウントがおかしなことになったり、悪質なフォロワーが沢山付いたり、私のつぶやきがまとめて悪意を持った公開のされ方をするかも知れません。
まぁ、杞憂だとは思いますが。サーバーエラー以外だったらその場合は犯人は明白です。上記のことを面白く思わない存在やその扇動に煽られた存在です。喫煙問題ってデリケートですから、想像しきれません。
再質問への回答
この記事は一応続きものです。喫煙問題の諸悪の根源の企業に質問してみた-再質問もご参照くださいまし。
なんだかな~分かっててやるなんて~と思ったら、ぽちっと
コメント
フォローありがとうございます。
そしてなんという良記事。
感動しました。そのとおりだと思います。
実際裁判やってても、因果関係を認めさせるのが極めて難しいのですが、こころない批判を覚悟してでも声を上げて無理やり問題提起しない限りは、何も始まりません。
>げんこくさん
ブログ訪問ありがとうございます(^ ^)
超・長文(笑)を読んで下さって、ありがとうございます。
裁判となると「他人を納得させるだけの証拠」が必要になりますから、とても大変なことだと思います。一般でタバコの害に無頓着な人と話すのすら、疲れるというかのれんに腕押し感がありますもんね…実体験を持ってしまってからでは遅い場合が多いのに。
…ところで、すっとぼけた質問をして良いでしょうか…検索しても見つけられなくて。
あのあの、Twitterのユーザー名は何さんでしたっけ…ごめんなさい;
これは失礼致しました。ID:「bakachochin」です
>げんこくさん
いえいえ、とんでもないです。ついやってしまいそうと気付かされました~。私も今後気をつけます。Twitterってツイートの表示画面には日本語の名前も表示されないですしね;
げんこくさんの様な活動をされている方に褒めていただけると光栄です。公園が喫煙所代わりになっては公園の意味がないです。
おいそれと外出できない身ですが、何かできることがありましたらお手伝いします。
初めまして。
三次喫煙に関する研究情報を集めていて、読ませていただきました。
先日J●の偉い方とお話する機会があり、喫煙被害をなくすために○Tが行っている技術的な取り組みについて伺ってまいりました。
著作権があるかもしれないのでお伝えできないのが残念です。
私も喫煙被害に関する研究を継続する予定ですので、情報収集の際に訪問させていただくことがあるかもしれません。
>silverさん
初めまして、訪問ありがとうございます。
わわっ!J●のおエラい方と直接ですか?!喫煙被害に関する研究をされている方に、本当にお役に立てる情報かの自信がちょっと薄いですが、私のブログの記事でよかったらどんどん参考にして下さい。
そんなときが来るかは分かりませんが、情報元がこの「きれいな空気切望中」http://air.jetfanbook.com/であると明白にしていただけるなら、引用なり何なりご自由にお使い下さい。それが難しい場合は、事前にどのように使用するかをご報告していただけるなら、使用には全く問題ありません。喫煙者と非喫煙者が、お互いに何の我慢もなく過ごせる環境作りにお役に立てるなら、著作権の変な主張の仕方はしませんので(^ ^)
何かと大変な研究かと思いますが、応援してます!!
「喫煙者のマナーやモラルに頼ったり、三次喫煙どころか二次喫煙(受動喫煙)の防止にすら効果のない分煙を推奨したり、スポンサーとして報道メディアに影響力を持つなどの活動を止め、真に喫煙者と非喫煙者が心地よく生活できる環境作りに、企業の総力を挙げて尽力し続けよ」
まったく、その通り。
あっしは、「ニコチン・アンインストール」をして、いっぺんに
「ニコチン・ヘビーユーザー」から「アンチユーザー」になった、
という経験から、ブログを始めやした。
そして、いま考えていることは、
「喫煙者も、非喫煙者も、結局は国の犠牲者」
ということです。
詳しいことは、お暇な時にブログをご覧いただければと。
いずれにせよ、管理人様のお志には大変共感いたしやしたので、
陰ながら応援申し上げます。
>北風小憎夫さん
どもです~訪問ありがとうございます(^ ^)
ブログ、全部ではありませんが読みました。やっぱり、タバコを止めた喫煙者の方の言葉は違いますね。止めたいって思ってる喫煙者の心にすとーんと入り込むんじゃないでしょうか。私は体質上、喫煙者の心理や体調の変化やらがもう経験できませんから、どうしても考えが偏りがちなのは否めません。なので、とても参考になります。どこぞで喫煙問題を語るとき、引用させていただくかもしれません。よろしくお願いします。
特に「ニコちん 前編 後編」は秀逸かと。タバコの利権に無縁な出版社や喫煙問題に積極的に取り組むような制作会社がいれば、脚本原文として売れそうです。実写ドラマも良いですが、子供にも読んで・見てもらえるように、漫画やアニメを推奨したいです(^ ^)
こんばんわ。
某諸悪の根源企業へのやりとりお疲れ様でした。
それにしても見事な文章です。ブログというか、これはもう記事として通用しますよ。
受動喫煙を含むタバコの害をもっと早くこの企業も国も国民に知らせてくれればタバコによる被害者・犠牲者はもっと減ったはずなのに。。。知らせるどころか金をばら撒いて隠蔽使用していたこの企業の責任というか罪は非常に重いです。
一人でも多くの人がググったりしてこのブログを見てタバコの真実を知ってくれるといいですね。
あと、記事を紹介してくれてありがとうございましたm(_ _)m。
>tankobu_xさん
記事として通じるって言うのは流石に褒めすぎですよ~っていうのは横に置いておいて(笑)、やりとりはまだ続いているつもりなんです~。
再質問に対しての回答がまだ来ません。今週の金曜日(2010年3月12日)の19時くらいまでは待つつもりですが、それを越したらまた再質問する気です。「喫煙者と非喫煙者の共存に本当に取り組んでいるのなら、非喫煙者の意見を無視するのは明らかにおかしい」とか。Webから自由に問い合わせができる以上、通じる言語と意味の通った言葉で、非難や暴言じゃないクレームに対しては、どんなに面倒臭かろうが対応するのが企業として当然ですもん。
もしかして問い合わせ2回目にしてブラックリスト的なものに登録されたのかも知れません…となると、私の勝ちってことで良いのでしょうか(笑)
今後また、tankobuの記事を引用とかリンクとか貼らせていただくことがあるかも知れないので、そのときも宜しくです~。
tankobuさんに限らず、この記事やコメントを読んでいる方皆さんも、私の投稿がお役に立てるか分かりませんが、URLを明らかにした上での引用内でしたら、報告なしでもバシバシ使っちゃって下さいまし。否定的な扱いでも構いませんよ~。意味が通った議論なら、違う価値観が背を向けるのは非生産的でもったいないので。