お芝居を観に行った日

先月の、とある日曜日。
新宿へお芝居を観に行きました。

以前にも観たことのある劇団だったので、楽しみにしてました。

でも、化学物質過敏症の共通の悩み。
香水、合成洗剤、喫煙者のニオイ、もろもろ…
苦手なニオイの最悪なブレンドが満ちた密室。
2時間半、果たして耐えられるか！？

そもそも、新宿御苑までの電車に耐えられるのかっ！？

とっても不安でした。
でも、相方の友人にもらったチケット、無駄にしたくない…
それに、生の芝居の面白さを知っているだけに、どうしても行きたかったんです。

前々日から体調を整えて、いざ、出陣！

電車には案の定やられました。
地下鉄の独特のニオイ、電車内の人たちのニオイ。
最悪っす…

劇場の近くの、完全禁煙のモスバーガーにお昼を兼ねて避難。
1時間弱休んで、何とか半回復。

喫煙者から逃走しつつ、劇場へ。

このときの残りの体力：6

観客の大半が女性だったので、香水と化粧品と、合成洗剤のニオイのブレンド。
やっぱり、劇場の空気も最悪…
マスクの上からタオルをぎゅっと押し付けて、半分酸欠になりながらの観劇。

それでも、やっぱり、映画やTVと違う、生のガチの芝居は面白い。
劇団員のはっちゃけた演技に魅入ってました。

ところが、劇団員の一人が、演出のためかタバコを「すぱーっ！」
うわっ！！マジですかっ！！？
ヒヤッとしたんですが、劇場の広さがそれなりにあったので、何とか耐えられました。

がっ！！！
しばらくしてまた、タバコを「すぱーっ！！」
間を置いて、3本目を「すぱーっ！！！」

…息をするなってことですかーーー！！！！！（泣）

めまいと頭痛でギブアップ。
ごめんTちゃん、チケット無駄にしちゃったよ。
でも面白かったし、2時間も我慢したよ…
疲労感・倦怠感の中、相方を廊下で待ちつつ、響いて聞こえる声で結末を知りました。
ふっ、空しいわ…

しかも、劇場の外に出てびっくり。
外にもタバコのニオイが充満してたんです。

このときの残りの体力：5

その日は祭りで、劇場周りの道路が、神輿担ぎの待機場になっていました。
道路にいっぱいの喫煙者がいっせいに「すぱすぱーーーっ！！！！」

このときの残りの体力：4

慌ててダッシュ。
でも、人数が人数だけに、走っても走ってもしつこくニオう！！！
劇悪な空間でした。

息を止めて走るのって、かなり体力を消耗します。
普通に走るより、軽く3倍以上は。
その上、安全地帯がなかなか見つからない。

このときの残りの体力：3

道路の真ん中でへたり込みました。
咳き込みと過呼吸状態。
比喩じゃなく、本当に死ぬかと思った。
なかなか動けませんでしたよ。

タバコなんて消滅しちゃえば良いのに。
喫煙者の勝手な「吸いたい願望」のせいで、何で死ぬかと思うほどの苦痛を味わわなきゃならないのさ。

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