いつものマスクを改善!耳の痛み解消と密着度アップの方法

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この記事は2017年3月28日に書いたものです。
情報が古い可能性があります。ご注意ください。

また、現在は状況や考え方が変わっている可能性があります。

特にタバコに関しての考え方については変わっています。「喫煙者非喫煙者に関わらず、タバコの害から逃れてほしい」がベストです。
詳細はタバコハザード対策協会にて。皮肉も交えていますが、タバコが有害と言う現実から目をそむけませんよう。

化学物質過敏症の対策として欠かせない物の一つ、マスク。
使えるマスクは患者さんによってマチマチですが、共通の悩みがありますよね。

  • 耳が痛くなる
  • サイズが合わず、密着度の調節が常に気になる

私はキーメイトマスクを使ってますが、やっぱり耳が痛かったし、外出時は密着度アップのために押さえることが多かった。

はい、過去形です
ちょっとの工夫でこの2つの悩みをほぼ解消しました。
ついでに、外出先での頭痛の半分は、マスクが原因だったことが分かりました。

このちょっとの工夫は、化学物質過敏症の皆さんにお役に立つと思います。

いつものマスクをオーバーヘッドタイプにしちゃおう!

マスクの改善については前々からチョコチョコ考えてました。
その過程の一つ、マスクヒモをポニーテールに引っ掛ける方法は、去年末に宮田先生に診ていただいたとき話をしたので、もしかしたら知っていらっしゃる方がいるかも?

今回のは「いつものマスク」をオーバーヘッドにしちゃう方法です。防毒マスクみたいに後頭部と首にかけられるようにするんです。
まぁ、簡単なので、すでに実行してらっしゃる方がいそうですが(笑)

※以下の写真はクリックすると拡大します。

  1. 用意するもの
    私はキーメイトマスク使ってます
    いつものマスク
    ハサミ
    いつものマスクヒモ(マスクのヒモが使えるなら別に用意する必要はなし)
  2. マスクのヒモを切ります
    左右どちらからでも大丈夫
  3. 切ったヒモを引き抜きます
    切ったヒモを使うなら捨てないでね
  4. マスクの端の真ん中に、1センチくらい切れ目を入れます
    切りすぎないでね
    左右同じ様に切って下さい
    上右を1、上左を2、下右を3、下左を4とします
    作業中は、切れ目から裂けないように気をつけてください
  5. まず、右の切れ目から1.上右へマスクヒモを通します
    通りにくいならヒモ通し使ってね
  6. ヒモを、マスクの端と切れ目がギュッとすぼまるように結びます。
    くれぐれもぎゅ~~~っと固結びでね
    ※これでもかっ!というくらい固結びしましょう。着脱時に解けてしまうと危険です
    なるべくヒモの端で結びましょう。真ん中に寄りすぎだとヒモが足りなくなります
  7. 左の切れ目から2.上左にヒモの端を通し、同じように結びます。
    必ず上同士、下同士繋げてね
    上を繋げた状態
    ※交差しないように気を付けて下さい
  8. 上下同じ様になるように、右の切れ目から3.右下にヒモを通し結び、左の切れ目から4.左下にヒモを通し結びます
    完成!!
  9. 上のヒモは後頭部に、下のヒモは首に当たるように装着します。ヒモの長さ調節はこの時すると良いです
    上のヒモを後頭部、下のヒモを首辺りにくるようにマスクを装着します
  10. 後頭部のヒモが安定しないなら、ポニーテールやシンプルハーフアップにして引っかけるか、帽子を被って引っかけると良いです
    マスクヒモがずれるなら、髪形や帽子を滑り止めにしよう
  11. マスクを必要な枚数重ねて結べば、ヒモが2本だけの状態なので、着脱時もズレを直すときも、こんがらがらずスムーズにできます
    私は外出時は2枚重ね

耳かけマスクを首かけにして痛みを緩和するグッズも方法も、なくはないんで、買う前にキーメイトマスクのヒモを左右合わせて結んで、試してみました。

でもキーメイトマスクのようにヒモが接着されてなく、蛇腹でもないタイプだと、端がギュッとすぼまってマスクが歪んでしまいます。

しかも密着どころかズレまくり、プカプカ浮きまくり。マスクの機能を果たしません。耳かけのままポニーテールに引っかけるだけの方がずっと効果が高いです。

オーバーヘッドタイプのマスクも市販されてはいるんですが、わざわざ合う物を探すよりは「いつものマスク」と「いつものヒモ」で、工夫して何とかした方が楽ですもんね。

「いつものマスク」をオーバーヘッドにするメリットデメリット

私はキーメイトマスクをオーバーヘッドタイプにして、外出時のダメージが減りました。まぁ、ちょっとですけどね…

でも、外出先で外した時は「うわ何ちょ、クさ!?」とビックリするくらい、臭いの感じ方にギャップがあります。

密着度がかなりアップするし、上下左右の顔の動きに良くついてきてくれるので、下を向いてもプカプカ浮きません!だからこそのギャップです。

化学物質過敏症の方だと、マスクは重めで厚手。重力に負けてプカプカ浮いたり、顔の動きについてこなくてズレたり。マスクを押さえっぱなしなことは珍しくない。

微妙に腕が疲れるんですよね、ずっとマスク押さえてるのって。

それと、私の場合、オーバーヘッドタイプにしてから、外出時~帰宅後の頭痛が半分くらい軽くなりました。
帰宅後はしばらく頭がガンガン痛いのが定番でしたが、明らかに頭が楽になりました。

臭いや苦手物質を防ぐには、マスクヒモを短めにするしかありませんから、耳周辺にか
かる負担は、思っていたより大きかったんですね。

でも「いつものマスクをオーバーヘッドタイプにする」にも、デメリットがあります。

  1. 密着度がアップするため、マスクや当て布、ヒモの跡が顔に残りやすい
  2. そもそも完全にダメージを防げる訳ではない
  3. 髪質や後頭部の形によっては、髪型の工夫や帽子を被るなどしないと、マスクヒモが安定しない

化学物質過敏症としては1は除外できるし、2は防毒マスク使ったって万全じゃないんだから、まぁ仕方ない。でも、3がね。

私の髪質と後頭部の形だと、髪を結んで引っかけないと、ズルズルとズレて上下2本とも首の位置に。
家にいて髪を下ろしてると、ちょっとだけマスクが必要な時には不便です。

ヘアピンで髪ごと留めても髪質的にずり落ちてしまうし、ヘアクリップに引っかけるとヒモが引っかかってしまう。
マスクと一緒に帽子も着脱するというのも面倒。

パッと着脱でき、耳も痛くなく、密着度も高いマスクへの改良の余地有りまくりです。
皆さんのお知恵とご意見お待ちしてます!

私の外出時のマスク

ついでに私のマスクについて。

家にいる時は、キーメイトマスクをオーバーヘッドタイプにし、当て布を3つ折りして装着してます。
タオル地の当て布オススメ

外出時は、キーメイトマスクを2枚重ねにしたオーバーヘッドタイプに、同じように当て布を使います。5重フィルターですね。

当て布は、毛足の長めのタオルを切って、端の処理をしたもの。
毛足の長さが空間を作るので、密着度がありつつ汗をかいてもペターッとくっつかないし、息がしやすいのでずっとこれです。

キーメイトマスクは使い捨て、当て布は洗ったり煮沸したりで繰り返し使ってます。

当たり前ですが、普通のマスクよりは息苦しいし、暑いです。
マスクして歩くだけで、ちょっと厚めのカーディガンくらいの保温効果を感じます。

真冬でも暑いのだから、夏はもうキツいったら。

たまにブチッとちぎり取って叩きつけたくなります。

それでも、マスクしないとダメージ甚大ですから外せません。キーメイトマスク2枚で約300円に大事な当て布1枚…叩きつけたくてもできません(笑)

ただ、今後、外出や人と会う機会が増えるので、もう少しお金をかけて改良する必要があります。

もう少しダメージが減らせて、かつ初対面の人にも「ギョッ」とされない見た目のマスクにします。

PM2.5向けだと、大気汚染はもちろん、タバコの煙に多少でも効果があるなら試す価値あり。
マスクのメーカーに問い合わせたところ、使えそうなので購入予定です。

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この記事は2017年3月28日に書いたものです。
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