シックハウス症候群裁判、勝訴!

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この記事は2009年10月2日に書いたものです。
情報が古い可能性があります。ご注意ください。

また、現在は状況や考え方が変わっている可能性があります。

特にタバコに関しての考え方については変わっています。「喫煙者非喫煙者に関わらず、タバコの害から逃れてほしい」がベストです。
詳細はタバコハザード対策協会にて。皮肉も交えていますが、タバコが有害と言う現実から目をそむけませんよう。

ロズマリンさんから情報をいただきました。
シックハウス症候群の裁判で、発症の原因となったマンションとの健康被害との因果関係が認められました。

昨日の夕方は、作業に集中していたのでニュースは全然聞いておらず、夜はニュースみてませんでした。
なので今朝、テレビでの放送を確認しました。…化学物質過敏症の「か」の字も出てきませんでした。やっぱり民放はダメか。

でも「同じマンションに住んでいる全ての人が同じ症状になるわけではない。それが厄介なこと」というコメントはありました。よしよし。

期待していた番組では一切触れられず…芸能ニュースに時間割かないでちゃんとしたニュースを流してよ…

全ての局をみるのは不可能ですが、これがきっかけでシックハウス症候群を検索する人が増えるといいですね。

しってますか?
Wikipediaではシックハウス症候群化学物質過敏症は異なった概念とキッパリ書かれてしまっているんです。
そもそも概念じゃないし。病気だし。

Wikipediaを編集できるほど知識がないことが口惜しい…読んだ人はこれを信じちゃいますよね。スキルがある人、編集お願いします。

シックハウス症候群がマンションと因果関係があること。
シックハウス症候群から化学物質過敏症になったことが認められたこと。

この判決は画期的だし、本当によかったです。
患者は「自分の体の声」で、因果関係も症状も、分かりすぎるほど分かっているんです。科学的に証明することはできなくても。
それが法的に認められた。本当によかったですね。

原告の女性はイラストレーターとのこと。会見でのマスクを押さえる仕草が同じで、妙に親近感が沸いてしまいました。きっとあの場所にいることすらキツかったはずです。心身ともに。

本当にお疲れ様でした。

化学物質過敏症は、自らの弱点を隠すことができませんから、裁判を起こすことは、色々な意味で相当迷われたはずです。

自分の症状を理解されないことや否定されることは、自分自身の全てを否定されるに等しいです。

でも、分かろうとすらしない人が確実にいます。
固定概念に縛られていたり、証拠がなければ信じる気も起こさなかったり。理解しているフリをして、言動が正反対な人もいます。

それがどんなに化学物質過敏症患者やその家族を追いつめるか。

化学物質過敏症は、発症者もその家族も「自殺を考えたことがある」率が100%です。日常的な曝露、症状に加えて精神的にダメージを喰らうんですから、当事者にならなければ、この苦しみは本当の意味では、なかなか分からないでしょう。

本格的に発症していない予備軍の私ですら、自殺を考えたことがあるくらいですから。

今の現状と将来の不安。今の症状の出方と過敏度、化学物質対策の経済的な限界。近い将来の自分が容易に想像できるだけに、相方への申し訳なさと、不安でいっぱいになりました。

結局、私がいなくなった後の相方や、母の顔がちらついて、無性に泣けてきて、死ねなくなりましたが。

今はもう大丈夫だと思います。開き直れましたから。
両親や相方、少ないながら友人も理解してくれていますし、仕事までいただけました。運がいいと感謝しています。

そして、この判決はとても心強いお守りのようなものです。本当によかったです。


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この記事は2009年10月2日に書いたものです。
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コメント

  1. せいちゃん より:

    こんにちは。
    Wikipedia の記述については私も気になっていましたが、それほど大きく間違ってはいないと思います。(化学物質過敏症の項は少々問題がありますが)
    シックハウス症候群は急性で、化学物質過敏症は慢性という乱暴な説明をしているサイトも見たことがありますので、それに比べればかなりましでしょう。

    シックハウス症候群は場所に着目して命名されたのに対して、化学物質過敏症は原因に着目して命名されていますから、確かにイコールではないのです。

    例えば私の場合は職務上使用した化学物質が原因のようなので、化学物質過敏症ではありますがシックハウス症候群には該当しません。
    一方でこの裁判の方のようにシックハウスが原因で化学物質過敏症を発症された方も多くいらっしゃいます。(私のケースは少数派なのでしょうね)

    病名として認められたとはいえ、メカニズムがわからないと治療に結びつかないので、まだまだこれからなのだろうなあと思います。(化学物質が原因と認定されただけでもかなりの進歩ではありますが)

  2. >せいちゃんさん どもです☆

    そうですね、熟読すれば「受動喫煙症、シックハウス症候群と呼ばれる症状も化学物質過敏症と関係が深い」との記述もありますからね…でも関連があることも事実ですし、知識のない人や懐疑的な人がこれをさらっと読んだら勘違いしてもしかたないなぁと。特に化学物質過敏症については…肯定的見解と懐疑的見解て…これ書いた人が懐疑的寄りだよ…
    これを気に、専門知識をもってて権限を持ってる人が編集してくれるといいんですが。今回の保険病名が認められたこと、法的に認められたことの追記だけでも。
    化学物質過敏症は確かに、発症原因が人によって違いすぎますから厄介ですよね。

    今回のことは大きな前進ですし、民主党政権と合わせてずずいっと厄介な部分に踏み込んでほしいですね。

  3. かびん より:

    ○このニュース、私もテレビで見ました。
    画期的な判決ですよね…。

    ○宇宙船地球号の最終回で、
    化学物質過敏症のことも、少し触れられていて、
    行進や、保険病名のことも、出てましたね。

  4. >かびんさん
    これが日本で初の勝訴ってことで、画期的で嬉しいながら、同時にやっと認められる時代になったのか~とため息でますよね;

    宇宙船地球号、数少ない化学物質過敏症をきちんと放送してくれる番組だけに、終了が残念ですね。
    最終回、録画してじっくりみましたよ。番組の切替え時期などで、スペシャルとしてだけでも復活すると嬉しいですね。